楽太郎です。
先日2月4日に「AIバブル崩壊」という記事を投稿し、それから1週間経ちましたが、依然マスメディアからは「米国バブル崩壊」について明確な報道はありません。
今回の記事は「追い討ち」を掛ける訳ではないですが、マスコミが印象操作をするほど「バブル崩壊」のショックが深刻化しかねないという件、また現在の世界経済の変動と今月17日の「新月」は深い関係がありそうという話をしていきたいと思います。
さて、本日13日配信のBloomberg、ヘッドラインにあるニュースからになります。
「AI脅威論」が物流関連株を直撃、旧来型産業にも広がる売り圧力
この記事では「SaaSポカリプス」が「AI脅威論」にまで膨張し、「AI技術代替」の懸念が物流業界にまで広がり、関連株が一時20%ほど下落したとのことです。
一文を引用すると、こうあります。
「トラック運送株を追跡するアナリストのクリストファー・クーン氏は「AIによってトラック運送ブローカーが中抜きされる可能性が意識されている。それが株価急落の背景だろう」と指摘。「セクター全体が売られているが、特に下げが目立つのはブローカー関連だ」と述べた。」
また、この脅威論がソフトウエア企業(SaaS)に始まり、プライベートクレジット会社や保険会社、資産運用会社、不動産サービス企業へと波及しているとも述べています。
この影響の背景には、AI企業アルゴリズム・ホールディングスによる「SemiCab」という配送システム関連のAIの発表があり、これにより運送効率を3倍以上に向上させたことにあると報じています。
この「SemiCab」について調べたところ、物流システムの配送指示やAmazonの「ラスト・ワンマイル」のように経路予測によるシステムの合理化を促進しており、確かに報道にあるような物流システムの飛躍的な効率化に繋がる可能性を感じました。
ただ、このAIはあくまで「中間管理業務」の合理化であって、配送トラックの運転手や倉庫の仕分け作業員が不要になったり、AIロボットに代替される訳ではありません。
業務効率が向上するということは、逆に運送業界の株価が上昇する方が理に適っており、どうも投資家の間で理性的な判断が喪失しているように感じざるを得ません。
この報道の裏を探る前に、Bloombergから違う角度の記事も出されているので、その内容も合わせて考える必要があります。
AI脅威論が米不動産サービス株に波及、一部銘柄はコロナ禍来の大幅安
この記事によると、米国の長期不況に伴うオフィス需要の落ち込みや、収益性低下に喘ぐ商業用不動産業界に今回の株価一斉下落は追い打ちをかけたとあります。
この記事によると「業務の自動化や効率化が、既存ビジネスの収益を圧迫するとの懸念が根強い」と述べられています。
穿った目で見れば、不況下の不動産業界が「AIデータセンター」需要で何とか持ち直していたからこそ、「AIバブル崩壊」で余波をもろに受けていると見ることもできます。
しかも「AI脅威論」がなぜ不動産業界の存立に関わる脅威になるのか、何となく「言い掛かり」に近い印象すら抱きます。
とりあえず、マスメディアの「大本営発表」ではイマイチ把握しきれないので、「Chart Exchange」で確認してみました。
以下が昨日12日付のレートですが、「小売業」「製薬・医療」「エネルギー」以外のほぼ全ての分野が全面安となっています。

この中で冒頭の記事にある「運送・物流(Trucking)のセクターは、確かに「赤」一色となっています。

この表の右下にある「HTLD」という銘柄がアメリカの内陸部を運行する運送会社「ハートランド・エクスプレス」です。
現在、ハートランドの株価は「11.13ドル」となっていますが、2015年1月には26ドル台で史上最高値となっていたので、10年で50%以上も下げています。
ただ3ヶ月の推移を見ると、少なくとも2〜1ヶ月前の「年末年始商戦」頃の株価は最盛期に近い水準まで値を戻していたようです。

経済評論家の増田悦佐氏によれば、アメリカの輸出向け貨物の発注量指数は2022年3月初め頃までは1万4000~1万5000という水準で推移していたけれど、3月中旬から急落に転じてからは8000割れ、7000付近まで落ちこんでいたと述べておられます。
これは「貨物大不況」の厳しい現状を示唆しており、運輸・倉庫部門の総就業者数は昨年9月時点で671万人、2024年以来の最低水準だそうです。
順当に考えれば、AI技術代替の懸念、いわゆる「SemiCab・ショック」よりも「長期不況」の方が運送業の業界存続に関わる可能性が高いでしょう。
以上を総括すると、どうも論点を意図的に逸らす目的で「AI脅威論」がマスコミを中心に流布されているように思えてなりません。
この既視感を例えようとして、「ようかい体操第一」という歌を思い出しました。
「今日は朝から寝坊した、どうして朝は眠いんだ?」という問いかけに「ようかいのせいなのね、そうなのね」と返します。
「何でも妖怪のせいにする」というのが「ようかい体操第一」の面白いところなのですが、今は何でもかんでも「AIのせい」ということにしている気がします。
マスコミの「論点逸らし」で個人投資家を抱き込まんとする気配は濃厚なのですが、投資をする人々が言うほど「情弱」ではないことを浮き彫りにしているのが、「金融」セクターの株価です。

この「JPM」が「JPモルガン」、「BAC」が「バンク・オブ・アメリカ」という「米国五大銀行」の銘柄となります。
今回の「AIバブル」の総本山とも呼ぶべき、これらの大銀行が多額の融資を行う「プライベート・クレジット(NDFI)系企業」は、この表では「アセット・マネジメント」のセクターに並んでいます。

この「BX」が先日のBloombergの記事にも取り上げられた「オルタナティブ投資銀行」こと「ブラック・ストーン」、「APO」が「アポロ・グローバル」となります。
投資家の間では「AI脅威論」の狂想曲で混乱が起きているとマスコミは報じていますが、実際の投資家はかなり冷静で、金融関連に「穴」があることをきちんと見抜いているように思えてなりません。
以下が、S&P500株価推移を2月5日から 1週間をレートで見た表です。

この「赤」はやはり「ハイパースケーラー」ことハイテク大手の衝撃度が目立ちますが、それはともかく「金融セクター」の暖色度も際立っています。
どうも最近の米国株式乱高下の「本丸」はハイテクセクターではなく「金融」であって、この混乱を投資家に見抜かれないように「SaaSポカリプス」とか「AI脅威論」などとパニックを過剰宣伝、ないし「捏造」して論点をずらそうとしているように思えます。
孫正義氏率いるソフトバンクGが、日本で展開している決算サービス「PayPay」をナスダックに上場する計画が発表されましたが、ほぼ同時に「アイサーティス」というAI開発企業を50億ドル(7700億円)で売却する意向であることから、どうもキナ臭い動きが目でわかるレベルになってきています。
アメリカの株式に流れる外国人投資家によるポートフォリオ投資は現在、約1兆5000億ドルまで膨れ上がっているそうです。
2021年と比較して「出来高」は毎年ほぼ一定とされますが、現在の「米国株大好調」は国内外の個人投資家の資本流入に支えられていると言っても過言ではありません。
深刻な米国経済の不況と、政府の膨大な赤字を緩和し、財政破綻を延命させているのがこれらの投資であり、その「生命線」の重要性を最もよく知るのがマスメディア系企業だとすると、「マスコミ-大銀行-ノンバンク」の連携が揺らぐことは米国経済にとって脅威に他ならないでしょう。
だからこそ、マスコミは箸にも棒にも引っ掛からない「AI脅威論」などと騒ぎ立て、投資業界にパニックが起きているような印象を植え付けようとしているのでしょうが、株価推移を見た限りでは投資家の人々は至って「冷静」と思われます。
ゆえに、私は「AIバブル崩壊」に関して全く見方は崩していませんし、これからさらに顕著に現れてくると見ています。
それに補足する形で「2月新月」の話になるのですが、経済畑の話題から急に「スピリチュアル」の話になるので、読者の方は温度差でクラッとこられるかもしれません。
ですから、一旦ここでブレイクして本記事の後半を読み進めて頂きたいと思います。
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さて、2月2日「満月」では、「火の勢力」と「水の勢力」が衝突し、むしろ「衝突」による「ガス抜き」という側面があるという話をしました。
このエネルギーの流れが即「衆院選」の結果に繋がったと、私は考えていません。
心霊用語では「霊主体従」と言いますが、「霊」のレイヤーで起こったことが直ちに「体」の次元、即ち「現実」の世界に反映することはありません。
逆に「エネルギー」のレベルの事象は「霊」の世界で即座に影響をもたらします。
先に「霊」の世界に変化が起こるから、それによって人々の思考や行動が変化して「体」に移り、現象に「具現化」するのです。
この「満月」では、「感情」と「理性」の熱が相殺されることによって、両面に「冷静さ」が生じたと見ることができます。
この「霊の次元で起こった事象に現実の世界が追随する」という法則は、私の観測では3ヶ月から半年くらいのタイムラグがあると考えています。
今回の「AIバブル崩壊」は厳密には昨年9月から具現化していますが、現在の動乱は「10月満月=天王山」の現象化ではないかと私は見ています。
この「勢力の優劣が切り替わるタイミング」が10月満月に霊的次元で起こり、それから4ヶ月ほどで「 SaaSポカリプス」に始まる混乱に繋がっていると思われます。
ここで「AIブーム」を促進してきた人々を「神に仇なす勢力」と決めつけたい訳ではありません。
少なくとも「AIブーム」の本質が米国の金融危機から発せられている「キャンペーン=誇大宣伝」と捉えれば、「金」の仕組みこそ神々が最もメスを入れたい部分という認識が私にはあります。
この「金の仕組み」こそ日月神示に言う「イシヤの仕組み」であり、フリーメイソンリーの源流「テンプル騎士団」に始まる「銀行」のシステム、あるいは「金融」です。
ゆえに、米国五大銀行の融資に始まるノンバンク系金融機関の勃興、それに下支えされた「AIバブル」は、全て一つの仕組みから発生していると言っても過言ではありません。
そして「2月新月」の話になるのですが、2月17日の新月は「風の時代」の象徴たる「水瓶座」での「日食」となります。
私はこの新月を皮切りに、「三四五(みよいづ)」の仕組み、「二十二(ふじ)」の大峠で見れば「七合目」から「八合目」に移ると考えています。
以下、「日月神示解説」で作成した「大峠年表」を参考として再掲します。

「下つ巻・第三十四帖」に、こうあります。
「戦済んでもすぐに良き世とはならんぞ、それからが大切ぞ、胸突き八丁はそれからぞ、富士に登るのも雲の上からが苦しいであろうがな、戦は雲のかかっている所ぞ、頂上いただきまでの正味の所はそれからぞ、一、二、三年が正念場ぞ、三四五みよいづの仕組みと申してあろうがな」
今は2026年ですが、奇しくも私が提唱する「2029年岩戸開き」までに「一、二、三年」丸3年となります。
この「正念場の三年」は「三四五」に掛かっているので、厳密に「2029年までの3年」を意味してはいないのですが、奇妙な一致を感じずにはいられません。
これらは「富士登山」に掛けた単語なので、「八合目」から先が「胸突き八丁」であり、山の地形が著しく変わり、厳しい登攀になることを彷彿とさせます。
ちなみに「戦済んでから」とあるのは「第二次世界大戦」終結からということですから、「胸突き八丁」に至るまでに80年を要しているのは間違いないと思われます。
そう考えると「大峠」そのものが、どれほど長大なスケールで起きている現象であるのかがわかります。
今月「新月」に関して、「星占い」の観点から見ても非常に興味深いと思います。
2月満月の時には、火星、水星、金星、冥王星が「水瓶座」の位置に集合していました。
新月が起こるのは17日ですが、14日には「土星」が既に移動済みの「海王星」と共に「牡羊座」入りをします。
占星術で「土星」は「本質」や「根源的なテーマ」を象徴し、「海王星」とは「理想」や「集合意識」を象徴するそうです。
それらの天体が移動する「牡羊座」とは、「新たな始まり」や「挑戦」というアグレッシブなパワーを持つ星座です。
まとめると、「テーマの刷新」であり、「古い集合意識からの脱却」です。
星占い的に17日新月にはそうした巡りの中にあり、まさに「時代の切り替わり」に相応しい環境と言えます。
従って、私は「AIバブル崩壊」が世相としては顕在化する流れにありながら、2月新月を以て地球は霊的に「大峠・八合目」へ入ることになるのだと思います。
この間に反意をもつ動きや、混乱などが極端に巻き起こることも予想できます。
ただ、その「動乱」こそが「胸突き八丁」に生じる困難そのものかもしれません。
おそらく、この混乱は「2029年」一杯までは極まっていくと思います。
「九分九分九厘」とはその様相でもあり、現時点で世界を牛耳るほどの大勢力が「ひっくり返る」までには、現在でも相当な体力が有り余っているはずです。
ゆえに残る「一厘」になるまで、これらの既存の勢力が時代に対する抵抗として猛威を振るうことになるでしょう。
「九分九分九厘」まで攻め込んでも「悪=幽界魂」が「一厘」で敗北するということは、「99.9%」までの力を出し切り、最後まで消耗しきるという意味でもあります。
そこまで「気が済むまで粘った」からこそ、悪も限界を知り己の無理を悟り、潔く降参できるというものでしょう。
「悪を抱き参らせる」とは、参らせる側が「99.9%」の猛攻に耐えきり、全ての攻撃を受けきる「強さ」を見せることにあり、だからこそ最終的に悪を抱くことができます。
これらを「戦い」とは実感できないでしょうが、私たちはこれまで、ずっと目に見えない「侵略」の渦中にいたのです。
その「戦争状態」を当たり前に感じ「日常」としてきたからこそ、私たちは最近までこの脅威に気づくことがなかったのでしょう。
2024年11月を以て、地球は「冥王星水瓶座時代」に入り、スピリチュアルの世界では「風の時代」と呼ばれます。
この「風の時代」を象徴するものとして、「デジタルやSNSの時代になる」とよく言われますが、私は逆に「AIバブル崩壊」によって、概ね大ダメージを受けるのが大手SNSを運営する米国ハイテク企業であることから、逆に「SNS」は「なし崩し」になるのではないかと思います。
また、私たちが普段遣いする「スマホ」も、これらの寡占企業の専売特許ですから、盤石な仕組みに見えますが思うほど続かず、持ってあと数年なのではないでしょうか。
近所や地元での人間関係は希薄化し、社会での人の繋がりも「上っ面」の付き合いになり、新たな出会いや親密な繋がりを電子端末で支えてきたのがハイテク大手なのですが、これらのソヴリンが影響力を喪失する時、私たちは何をもって人と繋がることができるのでしょうか。
スピリチュアルに詳しい人の話では、「風の時代」の「風」とは「大気」における流れであり、超高層に吹く風であるそうです。
もしかすると具体的な人との繋がり以上に、もっと抽象的で「精神的」な、そういう目に見えない関係性を「繋がり」と感じるのが「風の時代」なのかもしれません。
例えば、ふと見た本や小耳に入れた情報を自分で調べにいき、自分だけが感じたり抱いたりすることに同じ意見を持ち、価値観の似た人と直接出会い繋がっていく、そんな流れがこれから広がっていくのかもしれません。
やはり「集団」の栄えた時代は終わり、「個人」が主軸となる時代、SNSでの繋がりでは「数」が力となりましたが、これからは「繋がりの質」が問われる時代になるのではないでしょうか。
正直、マグニフィセント7が総崩れとなった後のデジタル分野は、殆ど「更地」に近い状況になるのは避けられないと思います。
新しいメディアや端末の登場も期待できますが、それを阻害するような動きも同時に起こり、容易には実現しないでしょう。
ここら辺は、新規参入者の努力や質次第でしょうが、全く別の形に代替される可能性も十分にあります。
そんな時、環境や世相に左右されず自分自身を保ち、それでも誰かと繋がろうとした時、道具やシステムに頼らず自分一人の力で人間関係を切り拓き、そして繋がっていく、そんな個の「スキル」が重要になってくるのかもしれません。
「風の時代」は2024年から始まっているのですが、今月17日の新月はその趨勢に一歩踏み込んでいくことになるでしょう。
それが大峠「八合目」の始まりであり、新たな「挑戦」を意味するのだと思います。

