「やるやる」言って全く始まらないどころか、謎に登場キャラだけ毎回増えていく創作漫画「HARAEDO」、今回も登場神更新です。
昨日は「悪神について」という際どい記事を書きました。
あの文章を書いている最中、自分でも考えがあっちこっち行ってまとまらない状態で出してしまったので、その後改めて文脈を整理して書き直しました。
波長の混濁具合とか、実に「悪神の影響を受けてるっぽい」と勝手に思ったのですが、冷静に読み返してみると読み物としてはかなり面白いけど、読み物として以上の意味はないかもしれないと、我ながら思ってしまいました。
「スピリチュアリスト」を自称していますが、ガチの霊能者に「あなた、ただ思い込み激しいだけよ」と言われたら「やっぱそうだよな」と思うくらいに私は現実主義者です。
実際、自分でも書いてる内容をどこまで自分で信じているのか、わからなくなることも時々あります。
後になって、伊弉諾命が阿波岐原で潔斎を行った時、三貴子とほぼ同じタイミングで「八十禍津日神・大禍津日神」が誕生なされたことを思い出しました。
国学者の本居宣長は、八十禍津日神を「瀬織津姫命」と比定しています。
禍津日神が伊弉諾命から誕生なされたということは、天照大御神同様に二柱の御子神であっても「記紀」では伊弉諾命「単神」よりお産まれになられたことになっているので、悪神となった「ヒルコ神」に比定しうるのではないか、とそこで考えました。
神示にある火の神、「わかひめきみの神」が「ヒルコ神」と「稚日女命」だとしたら、二柱の兄妹の「荒魂」がそれぞれ「八十禍津日神・大禍津日神」と考えることもできます。
以上の神が伊弉諾命の「穢れた垢」から誕生なされたので、清めの際に「禍事を直す」働きをされた「神直日神・大直日神・伊豆能売」は両柱の「和魂」の働きを現しているとしたら、しっくりくる部分もあります。
こちらの三柱、特に「伊豆能売」に関しては気になる部分があり、言及すると記事が長くなりそうなので割愛しますが、そう言えば何故か以前「神直日神」の神(キャラ)デザをしたことがあったのを思い出しました。
さすがに自分の創作とは言え「ヒルコ神」を悪役として御出演頂くのは気が引けますし、「蛭子神」を祀る総本社「西宮神社」始め、実在の宗教法人にご迷惑をお掛けしかねないので、そのままの御神格で登場頂くのは難しいと思います。
代わりに、「八十禍津日神」として新たに「HARAEDO」の登場神として加え、「神直日神」とは同一神の二重神格キャラとしてご活躍頂こうと思いました。

ちなみに、以前描いた「神直日神」のイラストはこちらです。→「神絵への道」
漫画の中では、「八十禍津日神」「神直日神」の正体が「ヒルコ神」というのは裏設定にしたいと思います。
実は以前、ロリロリバージョンの「瀬織津姫命」のイラストを描いた時に、オッドアイにして「禍津日モード」という裏設定も考えてました。
どこかのタイミングで「んな訳あるかい」とそのアイデアは捨ててしまったのですが、今思えば「瀬織津姫の荒魂」としての「大禍津日神」発動なんかもアリかなと思いました。
それで前に「八十禍津姫」と「大綾津姫」というナイスな神デザをして満足してたのですが、「八十禍津日神」が登場してしまったのでどうしようか悩みました。
そこで、「八十禍津姫」の神名を「大禍津姫」に変え、大綾津姫と共に禍津神の兄妹という設定にすることにしました。
「じゃあ大禍津日神と名前被るじゃん」という部分は、もう少し考えたいと思います。
こうした設定はいくらでも思いつきますし、実際にネームも何本か出来ているのですが、なかなか取り掛かることができません。
その辺の事情は、このブログをいつも読んで頂いている方には、何となく理由はわかって下さると思います。
ついでと言っては何ですが、何本かストックしてある「ネタ」が膨らんで、登場神として構想のあった「少彦名命」と「天棚機(たなばた)姫命」にオファーをさせて頂き、勝手に描かせてもらいました。


「少彦名命」は知恵と医学と技術などの神であり、海の彼方からやって来て大国主の国作りを助けた神様です。
物語の中では、「もの知り爺さん」みたいな感じで、ゆるいコントをしてくれそうな意匠にさせて頂きました。
「ナギ」と絡ませると、絵になりそうだなと思います。
「天棚機姫命」は、漢字表記が難しいので「七夕」に変換させて頂きました。
かの神様は「はた織り」を司りますが「服飾一般」をご担当なされると考え、服作り以外に天界で「ブティック」とかもやっていたら面白いなと思いました。
実は「織姫と彦星」で有名な「乞巧奠(きこうでん)」が中国から伝わる以前に、日本では「棚機つ女(め)」という、七月七日に機織り小屋に籠り、「水神」に捧げる布・衣を乙女が編むという習俗があったそうで、どうも奈良時代以降に習合したとのことです。
日本では中国の天女伝説の方が有名ですが、日本の「棚機(たなばた)」も同じくらい古いそうです。
こちらの七夕姫様に「彦星、元気?」と聞いたら「どなたですか?」と返されるシチュエーションはちょっと面白いと思います。
なんか、天七夕姫様は瀬織津姫様とすごく相性が良さそうな感じがします。
今回、3週間ぶりにペンを持ちましたが、やはり腕が鈍ったのを感じます。
昨年は年間で3000時間は絵を描いていましたし、今年に入ってから100時間も描いていないので、さすがに焦ります。
先日、もうペンを持つことはないような気がして、近所の造園業者の看板を見て「飛び込みで入って転職しようかな」と思いました。
私も人間の端くれなので、たまに素に戻ると心細くなる時もあります。
無趣味に輪をかけて無趣味の私が願うことは、ひたすら漫画を描きたいということだけです。
ふと冷静になると、なぜ悪の大物に対して喧嘩を売っているのか、自分でもわからなくなります。
今回はなんか、魔法がかかったように普通な内容の記事になりましたが、どうやら私はスピッてない状態では常識を取り戻すみたいです。
