楽太郎です。
先日、「セオリツ姫」様の新衣装のイラストを上げました。
その時に祓戸三女神にお並びいただきましたが、本来「祓戸大神」は四柱であります。
「息吹戸主様は近日中にお描きします」と言いましたが、インスピレーションが抑えられなかったので、合間を見て描かせていただきました。

…なんでゆるキャラっぽくなったかについてですが、ちょっと言い訳をさせて下さい。
別に、男性キャラをきちんと描きたくなかったわけではありません。
祓戸三女神が揃われた時に、この三柱の神様がお茶を飲みながら団欒なされる光景しか思い浮かびませんでした。
お茶を飲みながらお煎餅を食べて談笑する女神様たち。
そのお茶を居間に運ぶのは、イケメンとかいかつい男性神ではどうも絵になりません。
…この絵面で調和を図れるのは、ゆるキャラしかいませんでした。
この漫画的発想にも、息吹戸主様は今のところお怒りではないようなので、たぶんセーフなのだろうと思います。
祓戸大神四柱が揃われましたので、早速お並びいただきました。
息吹戸主様を描かせて頂くにあたり、神様のことを少し調べました。
息吹戸主様は、神直日神様と同一であると言われているそうです。
神直日神は、禍事を「直す」働きのある祓いの神とされています。
神直日神は、伊弉諾命が黄泉の国から戻ってきて禊をした際、禍津日神と共に生まれた直毘神の一柱であるとされ、「禍事」を担当されるのが禍津日神であるそうです。
禍津日神は、本居宣長によると瀬織津姫命であると言われています。
尚、神直日神と同時に神産みによって誕生した女神がおり、それは「伊豆能売命」です。
私は、今この「伊豆能売命」様が瀬織津姫命と深い関係があるのではないか、と思って調べています。
この一連の流れで出た神様は、全て「禍事」と「祓い」に関する神々です。
やはり、天照大御神の「岩戸隠れ」に起こる「禍」や伊弉諾命による潔斎と祓戸大神は何らかの関わりがあり、その謎が解けたら瀬織津姫様の正体に辿り着けるかもしれません。
※追記
息吹戸主様が神直日神であるという説を取ると、「風の神様」というのは仮の姿で、普段は精霊のようにフワフワ暮らしながら、神様のお役目を果たす時には本来のイケメン神に戻られる…というザ・漫画的展開を考えました。
だとしたら、禍津日神モードのセオリツ姫は、闇堕ちキャラで暴れ出す…とか。
うーん、漫画的展開すぎる…
神様が「私たちをネタにして漫画を描きなさい」と仰っているようにしか思えないくらい、ベタベタの漫画設定になってきているような…
ちなみに、以前一枚絵で仕上げた瀬織津姫様がオッドアイなのは、「禍津日モード」の設定を考えていたからです。
仮にこれが神様からの圧だとしても、現段階でやることが多すぎます。
影分身の術を神様に授けて頂いて、私が三人に分裂でもしないとやりきれないです…。