楽太郎です。
ここ数日、私自身のエネルギーが安定してきました。
先週は好転反応の時期が続き、エネルギーが乱れているところに邪気が入り込んで、本当に混乱していました。
しかし神様の手助けによってトラウマが浄化され、自我の統合が進み、また神様の所属に意識を移すことでエネルギーが安定しやすくなり、邪気の影響もだいぶ受けにくくなりました。
自我の統合において、これまで生きてきた人間社会での常識、思い込み、思考的習慣、そういった人格を構成する部分がネックとなり、魂やハイアーセルフとの繋がりを遮断していました。
私の心にこびりついていた後悔、劣等感、執着心、自分に嵌めた枷のような考えが、私自身の可能性をずいぶん縛っていたように思います。
「できない」「自分はダメだ」という気持ちは、自分にかけた呪いそのものでした。
「できないから、できるようにならなきゃ」
「自分はダメだから、もっと頑張らなきゃ」
そうやって自分で作った輪の上をグルグル回り続け、さっぱり前に進まない状態を作り出していました。
ただ、この「できない」「ダメだ」というのも、人間社会のルールの中で、他者と比較することで外部から与えられる評価であり、自分自身を比較から外してしまえば、私はできない人間ではないしダメでもないのです。
私たちはこれまで、個人が幸せになる上で非効率的な価値観を与えられ、その歯車の上でうまくやろうとするから、幸せが遠のく生き方ばかりをしてきたのだと思います。
大人気バンド「サカナクション」の山口一郎さんは、現在うつ病の治療中ですが、音楽活動などをマイペースで進められています。
山口さんは、TVアニメ「チ。」のOPテーマを担当されていますが、未完成曲とのことです。
山口さんは自身のYouTubeチャンネルで、「葛藤をあえて見せていく、それが自分にとって新しい表現の形だ」と仰っていました。
私は、これは実に風の時代とか、神代の考え方だなと思いました。
土の時代は、産業の時代でした。
利益を最大限に得るためには、高品質の完成品が求められました。人々は完全無欠であるものを求め、ヒット商品のためにあらゆる非人間的努力が当たり前の世界でした。
これが風の時代に変わり、個人の自由や精神性が主軸となっていくならば、結果よりも「プロセス」が重視される時代になるはずです。
その上で、ストーリーや文脈が大きな意味を持ち、完成度よりも感動がメインになっていくのではないでしょうか。
そうであるなら、「葛藤」もドラマの一つになりうるはずです。
その意味で、「できない」とか「弱さ」や「障壁」などネガティブな要素も、プロセスの一部として魅力的なスパイスになるに違いありません。
これまで、そういった不完全性は、「ダサい」とか「良くない」とか言われてきた部分でした。
しかし、人々の個が尊重され、各自が自由に気高く生きていける時代は、完全性の制約を破った先にあるはずです。
だから、私も「できない」とか「性格に偏りがある」とか人に欠点だと言われるところはたくさんありますが、その欠点をプロセスの一部にしたり、開き直ってアクセントにしてみたり、ポジティブに生きるならいくらでも変換できるものです。
これからの時代は、他者の評価軸を絶対視して自分を変えようとするのではなく、もっと柔軟に自分を相対化しながら、他者も社会も相対化していければ、緩い調和の世界になっていくのではないでしょうか。
古い時代の世のあり方に傷ついたのは私だけでなく、ボロボロになって苦しみ沈んでいく人たちを数えきれないほど見てきました。
人間が幸せに生きられる弥栄の世を作ることは、かつての苦しみを間違いとして残すのではなく、教訓や救いに変えることでもあると思うのです。