楽太郎です。
新サイト「絵語」の方で、先ほどこんな投稿をしました。
「大峠200年説」とは、日月神示解読では2029年を「地の岩戸開き」をしていますが、1945年に「天の岩戸開き」が起きたと推定されることから、逆算して「84年前」に一枚目の岩戸が開かれたことになります。
一枚の「岩戸」を開くのに「80〜100年の期間」を必要とする、と仮定すれば「天の岩戸開き」がなされた1945年から80年〜100年を遡ると、1853年に浦賀に黒船を伴ってペリー提督が来航した時期から、「幕末」がスッポリ収まることを指摘しています。
「岩戸」と「幕末」に直接的な因果はないように思えますが、この頃には既に江戸幕府の権威は揺らいでおり、外国との軍事・通商両面での関係を巡り、国家主権の在り方を問う内乱に繋がっていきます。
そして「尊王攘夷」の流れから、戊辰戦争を経て明治新政府が誕生します。
日本はその頃から欧米型の民主主義的統治に変わっていく訳ですが、同時に「欧米列強」に加わるために軍事国家への道を歩んでいきます。
この時代から日清戦争、日露戦争、第一次世界大戦、日中戦争と対外戦争を繰り返すことになりました。
1941年には真珠湾攻撃から太平洋戦争にもつれ込み、1945年8月のポツダム宣言をもって米国の占領下に入り、平和憲法が樹立され今日に至ります。
これらの戦争史は、奇しくも「天の岩戸開き」までの100年の期間に全て起こっており、太平洋戦争以降はあらゆる戦争への軍事的参加を行っていません。
「天の岩戸開き」の真意は計りかねるのですが、奇しくも岩戸開き以降は「永世平和」への道が拓かれたのは事実です。
「2029年」より84年前の岩戸開きが「1945年」なのですから、その84年前は1861年で、日本国内でこれと言った出来事は水戸藩士の東禅寺襲撃事件やロシア軍艦の対馬占領などがあります。
この頃には既に外国絡みの事件も起き始めていますが、特に重要なのはアメリカで「南北戦争」が始まったことでしょう。
後の西南戦争では、奇しくも南北戦争払い下げの近代兵器が我が国の戦争で使用され、米国の軍需産業を潤しながら近代戦争の技術を取り入れ、後の軍事国家の礎となっていきました。
こうして見ると、何故か「天の岩戸」は「戦争」との結びつきが強いのです。
そして「地の岩戸開き」までの間に「西に戦争し尽くし(天つ巻)」とあり、実際にユーラシア大陸では複数の戦争が同時に起こり、しかもすぐに終結しそうな気配もありません。
この「84年」というスパンを考えると、既視感のある数字だと思いました。
私がよく参考にさせて頂く経済アナリストの増田悦佐氏は「文明評論家」でもあり、氏が経済解説の中で「景気84年サイクル説」を提唱していたのを思い出したのです。
そして、その内容が奇しくも日月神示の内容に矛盾しないどころか、奇妙な一致点も見せるのです。
20世紀はいつ終ったのか?前篇・世紀末が10年早くやって来た日本
上記は増田悦佐さんのウェブマガジンの有料記事のリンクです。
この配信で、増田さんが興味深い説を唱えておられたので引用したいと思います。
中東での従軍経験を持つ、ジョン・グラブ卿という歴史家が「帝国の寿命は250年」という歴史観を提唱していたそうです。
これに歴史を当てはめると、ローマ共和国(B.C260〜27=233年)、マムルーク王朝(1250〜1517年=267年)、スペイン王国(1500〜1750年=250年)、大英帝国(1700〜1950年=250年)と枚挙にいとまがなく、少し不謹慎ですが現代の覇権国家「アメリカ合衆国」に当てはめてみれば、「1776年」から250年後は2027年となり、増田さんは先日のウェブマガジンで「米国の自然寿命は2026年2月で終焉した」と書かれています。
2024年に発行された「西欧植民地帝国、アングロサクソン・ジェノサイド帝国、 アメリカ空爆帝国の終わり 前篇」では、かなり挑発的な文面で500年に及ぶ欧米型の文明が終焉することが述べられています。
「私は、今後ほぼ3年間でこの西欧・北米諸国主導の近代資本主義生産を基盤とする世界が完全にひっくり返ると予測しています。
完全にと形容する意味は、約500年続いた西欧諸国による世界植民地支配が終わることであり、約250年続いた先住民をほぼ絶滅して、代わりに黒人奴隷を労働力として投入するアングロサクソン(英米)・ジェノサイド帝国が終わることであり、約84年続いた世界各地を気まぐれで空爆し後始末をしないアメリカ空爆帝国が終わるということです。」
この「500年続いた西欧文明」とは、1492年から始まった大航海時代を皮切りに、政治的な覇権はスペインとポルトガル、経済的に覇権を握っていたヴェネツィアを軸に1512年から数えて、2016年現在までの「500年」を指しています。
増田氏はジョン・グラブ卿の説を元にこの500年を6時代に分け、「開拓・征服・商業・富・知性・退廃」の区分としています。
そして、この各時代を「84年周期」とし、このサイクルごとに覇権の移行が起こったことを指摘なされています。
横長で少し見づらいのですが、増田さんのグラフを拝借するのも気が引けるので私が記事を元に作成した表を載せます。
この「景気84年サイクル」の後半に起こる21年間の経済低迷期が、次の覇権国への継承に関与する、というのが増田氏の提唱なされる文明観です。
西欧諸国の海洋進出・植民地支配から始まり、商業制度の確立や工業化を経て、国際覇権は現代のアメリカに移っていくのです。
実際にアメリカ合衆国がイギリスから経済的優位性を獲得したのは、1848年にカリフォルニアで「砂金」が採れたことから始まったゴールドラッシュからであり、1920年代の好景気の後、1930年代大不況を経て第二次世界大戦になだれ込み、戦後は国内の産業インフラにほぼダメージが残らない稀有な状態から、20世紀は世界覇権を維持し続けます。
アメリカが覇権を握る160年間の間に、1921〜1941年まで、2007〜2027年までの21年間と経済的低迷が訪れていますが、これは国際的な視野で見た場合の不況の状態を指します。
1920年代は世界的に第一次世界大戦後の不況が襲い、2008年にはリーマンショックから始まる「国際金融危機」が起こりました。
そして、2010年代に米国は経済的に立ち直ったように見えますが、高インフレが定着し実体経済としては弱りきる中、時価総額が異常なほど高値に跳ね上がった「AIバブル」で、世界中から投資をかき集めている状態です。
この不安定さは、まさに経済的混迷と呼ぶに相応しく、「不況のサイクル」の例から漏れることがないように思います。
増田氏の「景気84年サイクル説」では、数十年に一度しか起こらないような経済危機が約21年間に渡って続発し、その後60年以上は比較的平穏な時代が続くとされます。
この21年間を中軸として、経済低迷期を境に覇権の交代が起こり、これらが総じて84年周期となるようなのです。
この図に既視感を覚えてしまうのは、日月神示にある「子の歳を真ん中にして前後10年が正念場(磐戸の巻)」とされる「正念場の20年」です。
奇しくも、このサイクル図では米国が衰退を迎えるならば「2027年」を目安に次期の覇権の移譲が行われるはずであり、これは「日本はお土が上がる、外国はお土が下がる(上つ巻)」とある「岩戸開き」の起こる2029年と時期が一致します。
ただ、増田氏は日本において、諸外国がこれから経験する84年サイクルの終焉期を「10年前倒し」して、1990年代初頭にサイクルを強制的にリセットしてしまった、と解説なされています。
これは一体、どういうことでしょうか。
この図では、増田さんの理論を元に西欧文明、特にアメリカの84年サイクルと、日本の周期を比較した上で、日月神示との類似点を載せました。
増田氏によれば、個人が21年ずつ「青少年期、壮年期、中年期、老年期」の4つの時期に分かれるとされますが、世代交代は約28年でそれを最小公倍数として84年サイクルとしておられるそうです。
「中年期」が働き盛りの42年目から始まるとして、それから「老年期」までの15年間を「繁栄の15年」とし、そのピークを迎えたら徐々に衰退期に入っていくのが、この周期の特徴です。
第二次世界大戦後を文明のリセット地点と考えて、先進諸語は最盛期を一律的に1980年前後に迎えています。
米国は1970年代はスタグフレーション期の真っ只中であり、1980年代の経済は比較的小春日和でした。
我が国は1960年代から高度成長期を迎え、1989年に不動産バブルが弾け、断続的な経営破綻が深刻化して1995年前後から経済状況が悪化していくことになります。
私の解説では、「天明96歳7ヶ月開く(青葉の巻)」とあることから、1897年生まれの岡本天明氏が96歳となられる、1993年を起点にして「暗闇時代」が始まったとしています。
数えて「17年17日」に及ぶ暗闇時代は、本来なら1993年酉年に「地の岩戸開き」が起こるはずが、何らかの理由で36年後に後ズレしてしまったため、2020年の「子の歳」を遡って2010年から「大峠の正念場」が始まったと考えています。
厳密には1年ズレますが、日本の不動産バブルから崩壊期の1992年頃をもって人生サイクルをリセットした日本経済は、そっくり暗闇時代「17年17日」の経済低迷を経験したことになります。
そして、増田さんは全盛期の15年を途中で切り上げ、尚且つ「老年期」というピークからの衰退期を意図的に避けて「青少年期から壮年期」までの雌伏期を過ごすことで、西欧諸国が明らかな衰退を見せる時期に成長期を迎えるようにした、と述べられます。
「私は当時から見れば約40年先に起きるであろう難局山積の世界情勢に漠然たる不安を抱いて、日本国民は世界史の表舞台から消えるという韜晦(とうかい※意図的に身分を隠すこと)を意図して選び取ったのではないかと思うようになりました。(20世紀はいつ終わったのか?前編)」
バブル崩壊後の「失われた30年」の間は、そっくり大峠の「暗闇時代」と「正念場の20年」を含みます。
もし増田さんの言説が正しいのならば、日本が「神国」として「地の岩戸」を開く2029年までの間、意図的に経済低迷期を先に経験して、他の先進諸国が一斉に「衰退期」を迎えるタイミングで「働き盛り」の中年期に入ることになります。
景気サイクルを人間年齢に当てはめると2029年時には37歳、「繁栄の15年」は42歳ですから2034年には最盛期を迎えることになるはずです。
日月神示では「地の岩戸開き」から「九十(コト)」の世界が広がり、「神の道」が始まり「ミロクの世」になるとされます。
増田氏の景気サイクルの理論と神示解説のシナリオを合わせて考えると、2030年代初頭には既に光明が差している可能性があります。
おそらく、経済的には2040年代は「繁栄の15年」を迎えており、「外国のお土が下がる」ような状態であれば日本一人勝ちになっていても不思議ではありません。
それは、2027年を前にして覇権国としての寿命を終えた米国の後に続くには相応しいタイミングです。
興味がある方は増田さんの「20世紀」のリンクからウェブマガジンを拝読頂きたいのですが、政府日銀は異常な「円安低金利政策」を30年以上に渡って推し進め、海外からのコストプッシュ型のインフレには耐性がない我が国の実体経済を痛めつけてきたのが、日本の長期経済低迷の根本原因です。
今、世界中で証明されつつある「株式市場は実体経済を反映しない」という事実を捻じ曲げ、輸出系企業優遇の経済政策と無意味な金融緩和を推進した結果、株式市場だけは好調、実質賃金は大して企業収益ほどに伸びない、という労働者に優しくない環境を作り出してしまいました。
政府や日銀がこうした国民にメリットのない政策を取り続けるのは、円キャリー取引を中心とした海外投資家を優遇する方針にあり、この仕組みが我が国の国富を外国に吸い取らせる結果に繋がったと私は見ています。
今さら財務省や日銀、経済に弱すぎる政治家たちを思想洗浄するのは不可能でしょうが、日本に「円安」を招いている米国などの金融的優位性が崩れれば、経済基盤が世界一磐石な我が国は自ずと景気回復するはずです。
今、やはり低金利政策が災いして日本国債の買い渋りが続いていますが、円と共に潜在的な買い需要は強く、円の買い建玉推移を見ても中長期的には円が上昇していくことを示しています。
問題は日本の経済の「元栓」を締め、頭から経済成長を押し留めようとする外国勢力と、政府日銀の「売国政策」です。
我が国の経済政策がグローバリズムの詭弁をそっくり取り入れ、根本的に間違った経済理論を元に政策判断している理由を上げ連ねたら話は長くなってしまうのですが、まず国民がどう頑張っても、トップがこれなら上手くいかないのも当たり前でしょう。
ただ、増田さんが「韜晦」と言うのは、米中の腐敗国家がのさばるこの時代に、日本も経済が好調であれば寄生され、ますます汚職や腐敗が蔓延する風土になっていただろう、と述べておられます。
ここで「オワコン日本」を演じ続けることで、「死んだ国からは吸い取れるものもあまりない」と海外勢に思わせ、視界から逃れることで健全な経済を維持できたこと、これは政策云々ではなく国民が「賢かった」から可能であったと解説なされています。
日銀は欧米と同じく、ジャブジャブの金融緩和をして投資業界も活性化させたかったようですが、国民は自ら消費を抑えることでインフレを阻止し、物価高と賃金据え置きの中でも苦に負けず生活をやりくりしています。
私は、この日本人の健気さは「天性」のものだと感じていて、それは日本を食い物にしてきた諸外国が沈んだ2030年以降に再び「返り咲く」ための臥薪嘗胆であり、そのチャンスを待って今だに節約生活を続けているのだと思います。
おそらく、日本人はこの「賭け」こそ勝つでしょう。
国民が渋々でも明日のために準備をしているのは、人々は無意識の中に「神の声」を聴いているからではないかと、私は思います。



